2005年07月25日

ジェームズ・ナクトウェイ&J.F.ケネディ


戦場カメラマン、ジェームズ・ナクトウェイの話をもう少し。

カメラを通して戦争のむごたらしさを訴え続けるナクトウェイではあるが、世界は快復することなく相変わらず殺戮はくり返されている。たくさんの戦場ジャーナリストが強烈な人間不信におちいる中、彼はいっこうにあきらめた様子を見せない。

彼の友人によれば、ナクトウェイを突き動かすものは“希望”なのだと言う。ナクトウェイの中にゴルゴ13を見出す僕としては、それは“希望”ではなく“信念”と言ってほしいところなのだが。
友人はさらに、ナクトウェイは“楽天家”なのだとも言っている。ナクトウェイが“楽天家”……? あわわ、こりゃもう、ゴルゴのイメージじゃねえ……と思ったその瞬間、J.F.ケネディの言葉を思いだした。

『人間がもたらした問題は、人間が解決できるはずだ。我々は究極には同じ輪でつながっている』

キューバ危機に際してのケネディの言葉だ。「究極には同じ輪でつながっている」と公言してしまうところに、ケネディらしい“信念”とも“希望”とも“楽天ぶり”とも言い分けられないゴチャゴチャした何かがある。カリスマって、そんなものなのかもしれない。
そもそもケネディは、“向こう見ず”と言われるアイリッシュ系だが、アイリッシュ系の“怖いもの知らず”は、彼らの“信念”であり“希望”であり、また“楽天ぶり”転じて“大胆さ”から生じているのかもしれない。

ひそかに僕は、ゴルゴ13にはアイリッシュの血が混ざっているのではないかとにらんでいる。
ところで、ナクトウェイは……?


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