2005年07月26日
ゲテモノとはカルチャーショックのことなり
僕らが「ゲテモノ料理」などと呼んでいる食べ物の多くは、それを食べているご当地の人にとってはごく普通の料理だったりする。逆に、僕らが常食しているものでも、外国の人から見れば立派な「ゲテモノ」もある。
たとえば、日本人が好んで食べるタコを、気持ち悪がる外国人もいる。タコに限らず、生の魚介類を嫌う外国人は多い。しかしその嫌悪にしても、日本食ブームなどによって緩和され、最近では寿司や刺身などを平気で食す外国人だって珍しくない。
魚の活き造りなどは、僕自身よく食べていながら疑問に思ってしまうことがある。魚がピクピクと断末魔にある光景を眺めながら、「おっ、イキがいいじゃん! うまそー」とか言って口に運ぶのは、食文化うんぬんを超えて、けっこうキモイ。でも、ウマイ。だからこそ、ヤバイ。とは言えども、捨てがたい。しかし……(←わかった、わかった〈笑〉。悩んでるわけね、日本人として〈笑〉)
伊勢エビや蟹料理も、その姿のままドンと食卓にのると、かなりエイリアン的なインパクトがある。
海のないスイスあたりの牛や山羊としか遊んだことのないハイジみたいな子が、日本の家庭に招かれて「どうぞ召し上がれ」とか言われて、特大の毛ガニをドンと目の前に出されたら、きっと卒倒するだろう(笑)。
以前、広告の仕事で、撮影のあとに外人モデル(アメリカ人)を2人連れてお好み焼きを食べに行ったことがあるのだけれど、お好み焼きの上にのっていたかつお節(薄切りの花がつお)を見るなり、「オー・マイ・ゴッ!」と叫んで顔を引きつらせていた。
無数の薄切り花がつおがユラユラ〜ユラユラ〜と揺れ踊るさまが、まるで意志をもつ大型菌類のような謎の生命体にも見え、相当に気味が悪かったようだ。しかも、その謎の生命群とからまってタコの吸盤がこま切れ状に散乱していて、彼女たちにとってそれはすでにこの世の風景ではなかったようだ(あ〜オモシロかった〈笑〉)。
ということで、食べ物に関しては“ホーム”に居るぶんには問題ないけれど、“アウェイ”に行くと何が起こるかわからない。
タイやラオスへ行って、食卓にタガメの姿焼きやタガメの唐揚げやタガメの炒め物が次々と出てきたら、僕は完食できるだろうか?
ベトナムへ行って、“ホビロン”(孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの)で歓待されたら、僕はニッコリ微笑むことができるだろうか? 頭部や羽ができかかったヒナが卵の膜を通して見えているのだ! 僕は気を失わないだろうか?
あの、かつお節にパニクった外人モデルたちをケラケラ笑って眺めていた僕なのに……。
自信ねーーー。意気地ねーーーーー。
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Posted by love40 at 07:12
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