2005年07月26日

コメディ映画の謎

コメディ(喜劇)映画をいろいろ見ていると、ある“驚異的なこと”に気づく。

一般的に映画というのは、プロデューサー、監督、脚本家など、さまざまなスタッフがコラボレートして製作を進めていく。それゆえ、作品のスタッフ・クレジットには、さまざまな人が名前を連ねることになる。

ところがコメディ映画では、時としてそれらの仕事を1人でいくつもこなしていることがある。

その典型が、チャールズ・チャップリンだ。
彼は、初期の作品から“監督・脚本・主演”を1人でやっていて、その姿勢はほぼ終生変わらなかった。中でも『モダン・タイムス』『殺人狂時代』に至っては、“製作・監督・原作・脚本・音楽・主演”をこなしている。

最近はあまり話題にならないが、メル・ブルックスもそうだ。
『スペースボール』『メル・ブルックス/新サイコ』『珍説世界史PART1』など、いずれも“製作・監督・脚本・主演”だ。
さらに、独特の“笑い”をかもしだすウディ・アレンも、多くの作品において“監督・脚本・主演”をしている。

アジアにもある。
香港映画は総じてマルチ型の映画人が多いのだけれど、最近のコメディ映画では、チャウ・シンチーが『少林サッカー』『カンフーハッスル』で“製作・監督・脚本・主演”とマルチに活躍している。

他のジャンルの映画でも、このようなマルチ型才能を発揮する人がいることはいる。しかし、それはきわめて限定的なケースに限られているように思える。
ところが、ここに取り上げたコメディ系の人々は、自作の多くの(コメディ)映画で“1人何役”もの創造機能を果たしている。

なぜ、このような現象が、とくにコメディ分野で多く起こってきたのだろうか? よくわからない。
これが、今のところ、マイ七不思議のひとつなのだ。

誰か謎解きしてチョンマゲ!(←笑えねー)

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