2005年09月10日

サッカー・フランス代表vsものまねタレント


サッカー・フランス代表去る9月2日に、フランスシラク大統領が網膜の血管障害で入院した。

その5日後、ワールドカップ欧州予選・混戦の4組では、勝ち点・得失点差ともに並んでいるフランスvsアイルランドが、まさに生死をかけた対決に臨もうとしていた。
その試合直前にジネディーヌ・ジダンは、病床の大統領と電話で言葉を交わしていた。

ジダン「大統領、お加減はいかがですか?」
シラク「トゥ・ヴァ・ビアン(すべて順調)だ。それよりも、大切な試合の前に、君たちに心配をかけてしまって、たいへん心苦しく思っている」
ジダン「いえ、そんな……。もったいないお言葉です」
シラク「調子はどうだね?」
ジダン「トゥ・ヴァ・ビアンです」
シラク「それは心強いことだ。ぜひ故国に誓って、頑張ってくれたまえ」
ジダン「ウイ! 私たち代表チームは勝利を誓って、戦い抜いてみせます! ぜひ、テレビでご観戦ください!」
シラク「ありがとう、ジダン君。楽しみにしているよ」

たぶんこのような会話が電話で交わされたのではないか、と僕は想像している。
そして、画像に見るシーンとなる(スポーツナビ9月9日付)。誰もが驚いた光景! 国歌斉唱の際に、フランス代表チームはこぞって胸に手を当て、国に対し──と言うよりは、ここではあきらかに病身のシラク大統領に対し、敬意と忠誠を表した。

ところが、だ!
この電話のシラク大統領は、ものまねタレントジェラルド・ダアンという人物だった。つまり、フランス代表は全員まんまとダマされてしまった、というオチ。

試合のほうは、フランスが1-0でアイルランドに競り勝ち、4勝4分けで勝ち点16の2位。本戦出場へ第一関門を突破した。

勝ったからまだいいようなものの、もし敗戦していたら、ジェラルド・ダアン氏のイタズラはフランス国内でどのように扱われていたことか……?

ま、やっちゃったもんは、やっちゃったんだから、できたら、ついでにこんなことも言ってほしかった。

偽シラク「ところで、ジダン君。君の、クルッとまわるドリブル……」
ジダン「マルセイユ・ルーレットですか?」
偽シラク「そう、ソレね。ソレをクルクルクルクルって、5回ばかり連続回転でドリブルできないもんかね?」
ジダン「ご……5回もですか?」
偽シラク「そう、マルセイユ連続5回ルーレット。見たいなあ〜」
ジダン「し、しかし、ですねえ……」
偽シラク「見たいなあ〜、見たいなあ〜」
ジダン「わ……、わかりました。大統領のご希望とあれば……。き、きょう、やってみまっス!」

てな感じで、見れたかも、マルセイユ連続5回ルーレット!(笑)

マルセイユ・ルーレット:簡単に言うと、体を1回転スピンさせながらドリブルする高等プレイ。ちなみに、「マルセイユ・ルーレット」は日本で勝手につけた呼び名らしいので、ジダンも偽シラクも言わない、はず(苦笑)。


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この記事へのコメント
うふふ。
こういうイタズラ(ジョーク)が通る国、大好きです。
Posted by mihoris at 2005年09月10日 11:32
●●●mihorisさんへ●●●
>こういうイタズラ(ジョーク)が通る国、大好きです。
凄いですよね。
大統領とフランス代表を、いっぺんにからかっちゃうんですから。
ある意味、国家的陰謀的ジョークですよね!(笑)
Posted by オヤジライター at 2005年09月10日 20:02