2005年10月15日

持ち主の“歩き方”を記憶する携帯電話


携帯電話のようなモバイル機器に、また新たなセーフティ機能が付加されそうだ。
ロイター通信(10月14日付)によると──
『フィンランドの研究者らがこのほど、携帯電話ノート型パソコンの盗難を防止する新たな機能を考案した。持ち主の歩き方の特徴を記憶し、変化を察知した場合は動作を停止する仕組みだ』

歩き方から、本人を認証確認するとは!
よくぞこういうものを考えついたものだ。人間というのはほんとうに底知れぬ発想を持っているもんだ、と僕は感心してしまった。

さらに記事の続きを──
『フィンランド技術研究センター(VTT)が特許を取得したが、発売はまだ先になる見通し。携帯電話などの使用開始時に、埋め込まれたセンサーが持ち主の歩き方を測定する。このデータを保存し、その後は異変がないかどうか自動的にチェックする仕組みだ。歩き方が測定値と違う場合は、パスワードを入力しない限り作動しないため、他人が勝手に使用することはできない』

ほお、歩き方が怪しいと、パスワードを求めてきて、それに応えられないと通話不能(使用不能)になるわけだ。
「凄い機能だ!」と感心しつつ「いや、ちょっと待てよ」と僕は考え込んでしまった。「人間って、酔っぱらうと、どうなる?」

酔っぱらうと、足もとがフラフラして、いわゆる“千鳥足”になったりするし、おまけにそうなると、頭の中もフラフラになっていて、思い出したいことがすぐに思い出せない“ど忘れ”状態を頻発したりしなくない?

たとえば、友だちと酒を飲んだあと電車で帰り、駅で降りたらバスは終わっていて、タクシー待ちの超長蛇の列を目の当たりにして、酔っているがゆえに無意味に憤慨し、酔っているがゆえに無謀な決断のもとに“千鳥足”で歩いて帰り始めたりする。
しかし、バスでも20分はゆうにあろうという道のりに、その半分も行かないうちから、疲労感&絶望感にウルトラ睡魔をまぜあわせた泥酔ゾンビ状態におちいり、朦朧(もうろう)とした頭で「誰かに助けを呼ばないと遭難してしまう!」と思いつき、ポケットからケータイを引っぱり出しディスプレイを見る。
すると、なんと、そこには!《アンタノ、アルキカタ、シラネーヨ。アンタ、ダレ?》の液晶文字が酔眼を射抜く。「だ、だれって、オレだよ、オレ!」とわめくあなたをたしなめるように、ケータイは『テユーカ、パスワードハ?』と問いただす。その瞬間、酔いの“ど忘れ”があなたを襲う。
どう頭をこねくりまわしてもパスワードは浮上してこない。10分が過ぎ、20分が過ぎ……。やがて、あなたは自分の敗運を悟るしかなく、かたくなに《アンタ、ダレ?》と拒絶するケータイをいまいましげにポケットにねじ込むと、フィンランドの方角に向かって「バカヤロー!」と叫ぶしかないのだ(苦笑)。

ロイターの記事は次のように結ばれている──
『フィンランドの研究者らは「通常のパスワード方式や生体(バイオ)認証方式と違って、ユーザーは何もする必要がない。気付かないうちに本人確認が実行されるという簡単さが特徴だ」と話している』


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この記事へのコメント
はははっ、おかしいですね(笑)。

>気付かないうちに本人確認が実行されるという簡単さが特徴だ

って言うけど、確かに簡単で良いですよねぇ。
でも本人の知らないうちに持ち物が勝手に持ち主を限定しちゃうなんて(笑)。
「ワタシハ アナタノ モノデハ・・・ナイ」ですか?(笑)
なんてこった^^;。
Posted by モリリンマロン at 2005年10月16日 00:14
●●●モリリンマロンさんへ●●●
>はははっ、おかしいですね(笑)。
でしょう!
これって、「便利」という以前に、ひょっとすると「滑稽」なんですよね。
>本人の知らないうちに持ち物が勝手に持ち主を限定しちゃうなんて(笑)。
すでに、小さなロボットですよ。
ポケットの中で、ロボットが持ち主を監視している!(笑)
>「ワタシハ アナタノ モノデハ・・・ナイ」ですか?(笑)
ヤバイですよ。
たとえば、ハイヒールのヒールが折れて、ヘンな歩き方をしようものなら・・・
(おそらく、いろいろな対応策がシステムに施されているんでしょうけど。どのくらいの歩き方の許容範囲があるんでしょうね)
商品化される日が、楽しみです(苦笑)
Posted by オヤジライター加久時丸 at 2005年10月17日 08:27