2005年11月06日
ある誤解
僕の大好きな美術家・奈良美智さんが、でっかい犬のモニュメントを制作し公開した(画像:共同通信)。来年7月に開館予定の青森県立美術館にちなんだもので、青森県出身の奈良さんによって「あおもり犬」と名づけられた、高さ約8・5メートルの巨大な立体物だ。
よく見ると、犬は上半身。奈良さんによると「半分が地球に埋まっているほうが、さらに下に埋まっているものを予感できると思い、半身にした」と語っているらしい。なるほど。
奈良美智さんといえば、すでに世界を舞台に活躍しているアーティストで、よく扱う題材として少女の表情をポップに描いた作品──タッチとしては可愛い感じなのだけれど、ややつり上がった目つきには子供の“心のクーデター”の漂いのような──そのようなものを僕に感じさせてくれる一連の絵がある。

とにかく、大好きなアーティストだ。
ちなみに、上の画像は奈良さんに関する出版物『奈良美智 ナイーブワンダーワールド/別冊トップランナー』(中央出版)の表紙から。
そして、この奈良美智さんの話をすると、必ず思い出すアーティストがいる。
舟越桂さんだ。
彫刻・版画などを精力的に発表している方で、たいへんに魅力的な作家だ。
とくに美術に興味のない方でも「あ、こういった感じの作品か」とすぐにわかるものとして、天童荒太著『永遠の仔』(幻冬舎)の装丁に扱われている、舟越さんの彫刻作品をご紹介したい。

さて、奈良美智さんと舟越桂さんが、なぜ僕の頭の中で隣り合っているかというと、このおふたりの作品がともに強烈な個性を発しているということは言うまでもないことなのだけれど、じつは、僕はかなり長い期間、このおふたりを女性だと思っていたのだ!
これは、僕のたんなる不注意とか不勉強から生じているのだけれど、どちらの作家においても当初ひどい思い込みをしてしまい、奈良美智さんの場合は「奈良美智(なら よしとも)」であるにもかかわらず「奈良美智(なら みち)」と脳裡に刷り込んでしまい、また、舟越桂さんの場合は、作家の森村桂(もりむら かつら)さんが女性であるにならって、「舟越桂(ふなこし かつら)」を女性アーティストであると思い込んでしまったのだ。
この名前から生じた勘違いは、いま思えば、たんに名前に問題があるのではなく、当時の僕の気持ち──「女性アーティスト全般への期待のような信頼のような」ものが強くあって、奈良さん、舟越さんの作品に最初に接したとき「凄い!」と感じた瞬間「ああ、またもや新たな気配=女性の到来だな」と、名前誤認をきっかけに思い込んでしまったのだ。
その後、僕の誤解は消えるのだけれど──消えて、おふたりが男であったからと言って、彼ら作品への感じ方は変わることはなく、それぞれに、それぞれの歩みをもった凄いアーティストと感じて注目しているのだけれど、このとんでもない誤解はいまでも忘れることができない。
それが、男の作品でも女の作品でもどちらでもいいのに、というのがいまの思いだろうか……
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Posted by love40 at 15:59
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猫がクーデター?一体誰が止めるのか(動画)【プールサイドの人魚姫】at 2005年11月09日 07:31
この記事へのコメント
私も奈良さんは女性だと思っておりました!!
作品から醸し出される雰囲気が、どことなく。。。
この犬のモニュメント、守ってくれる感が出てて、一目で好きになりました^^
目の感じが特にいいです。
P.S.
ベランダの続きが、カーソル動かしても出てこない!!
。。。て、そっか、明日ですね(笑)
作品から醸し出される雰囲気が、どことなく。。。
この犬のモニュメント、守ってくれる感が出てて、一目で好きになりました^^
目の感じが特にいいです。
P.S.
ベランダの続きが、カーソル動かしても出てこない!!
。。。て、そっか、明日ですね(笑)
Posted by
mihoris
at 2005年11月06日 18:54
●●●mihorisさんへ●●●
>私も奈良さんは女性だと思っておりました!!
「名前」だけの問題ではないんですよね。
そう感じさせるものを、作品の芯から発しているような気がするんですよ。
>この犬のモニュメント、守ってくれる感じが出てて、一目で好きになりました^^
実物、見たいですね〜
奈良さんの立体作品って、やさしさを表現しているのではなく、やさしさそのものが形になっている、と感じられるものが多々あるんですよね。
>目の感じが特にいいです。
目! うーん、目がいい!
>ベランダの続きが、カーソル動かしても出てこない!!。。。て、そっか、明日ですね(笑)
イエース(笑)
>私も奈良さんは女性だと思っておりました!!
「名前」だけの問題ではないんですよね。
そう感じさせるものを、作品の芯から発しているような気がするんですよ。
>この犬のモニュメント、守ってくれる感じが出てて、一目で好きになりました^^
実物、見たいですね〜
奈良さんの立体作品って、やさしさを表現しているのではなく、やさしさそのものが形になっている、と感じられるものが多々あるんですよね。
>目の感じが特にいいです。
目! うーん、目がいい!
>ベランダの続きが、カーソル動かしても出てこない!!。。。て、そっか、明日ですね(笑)
イエース(笑)
Posted by
オヤジライター加久時丸
at 2005年11月06日 19:53




