2005年11月15日
ロンドンでブーム『インテリ・デーティング』
いま、ロンドンでは『インテリ・デーティング(知的デート)』というものが話題になっているそうだ。
ロイター(11月8日付/ラプター訳)によると──
『手っ取り早いデートやクラブ遊びでは、もう孤独な心の空洞を埋めることができないようだ。今、注目の恋愛にいたる新しい方法は「インテリ・デーティング(知的デート)」だ。知的なデートが好まれるようになり、ディベート・ソサエティ、美術のレッスン、詩の朗読会がロンドンで大人気』なのだそうだ。
この『インテリ・デーティング』の日程等を調整して、男女の出会いをセッティングしてくれる会社まであるそうだ。その経営者が言うには『知的な人間で、仕事でも重要な地位についているなら、バーでたむろしたり、ナンパしたりしないはず』だろうから、それなりのコーディネイト施設があったら喜ばれるだろうというわけだ。
記事には、『インテリ・デーティング』へいざなう催しが、これまでの例から紹介されていて──
『小説家のジョセフィーン・ハート氏は、大英図書館で「ポエトリーアワー」というイベントを開催したところソールドアウト、音楽が愛の食べ物なら、詩は魂を養う、と感じたという。ボブ・ゲルドフがイェーツを、ラルフ・ファインズがオーデンを、ロジャー・ムーアがキプリングを朗読するイベントは「人々に重要な影響を与えた」という』
なるほど、これは“波(ウェイブ)”が来ているのかもしれない。
前述の作家・ハート氏は記事でこのように語っている──
『みんなにインテリ・デーティングを知って欲しいと思います。深遠なものに対する飢餓感があるのです。若い人たちは、深さのあるもの、重要性のあるものにとてもどん欲です』
ふむふむ、『インテリ・デーティング』のあらましはほぼわかったのだけれど、これはなかなか大変なデートではないだろうか。
たとえば、サッカー狂で浦和レッズが大好きで、同好の士でもあるカレとカノジョが同じユニフォームを着て2人して応援に行って、勝ってバンザイ、負けてバカヤロー、と叫び合うような、爽快かつ明快なエンディングが、この『インテリ・デーティング』というものに必ずしも用意されているとは限らない。
『インテリ(知性・知力)』というのは、しいて言えば、色とりどりに中身を配した幕の内弁当を、誤って(もしくは、なかば故意に)道に落とし、おそるおそる包みを解きフタを開けたら、メシやらタマゴやらサカナやらヤサイやらマメやらがゴチャゴチャになっている──そういう偶然の配合・混合の状態──を、個々人・固有の『インテリ』と言うのであって、言い換えれば人それぞれ唯一無二の脳内の産物であって、およそデートという2人の共同作業に『インテリ』を必要以上に持ち込んで、知的共鳴のすえにハッピーエンドに着地しようというのが、じつは至難の業なのだと僕自身は思っている。
『インテリジェンス』というのは、人それぞれに用意された、それぞれの一本道。そこを、人は皆ひとりで歩いている。でも、人は、時として、その道を歩くのみだけではなくて、フワリと空を飛ぶことがある。そして、その空──夢という名の空──で、素敵な夢をいだいている人を見かけたりする。それは『インテリ』ではなくて『ドリーム』だ。
で、その『ドリーム』は、幕の内弁当のような複雑なものではなくて、言うなれば、おにぎりのようなドカンとシンプルなわかりやすさがある(と僕は思っている)。そういう、ある意味、理屈を超えたおにぎりのようなパワフルな『ドリーム』に出くわすと、その相手が男とか女とかに関係なく、ワクワクドキドキして幸せな気分になることがある。できれば、そういうデートがしたいものだ。そういう相手に出会いたい。
インテリジェンスにあふれていても、夢のない人ってけっこういらっしゃるから、要注意ですぞ。
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Posted by love40 at 07:42
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この記事へのコメント
あら、ここでもイギリスの話題が^^
詩の朗読会。。。私にとっては国語の授業デスA^_^;
>理屈を超えたおにぎりのようなパワフルな『ドリーム』に出くわすと、その相手が男とか女とかに関係なく、ワクワクドキドキして幸せな気分になることがある。できれば、そういうデートがしたいものだ。そういう相手に出会いたい。
同感でございます。
夢や目標に向かって歩まれている人は目も心もキラキラされてますしネ^^
あの独特のオーラが、また、何ともいいですよね〜^^
。。。インタビュアーになりたいデス。
P.S.
tokimaruさんの周りにa man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuineがいらっしゃいましたら、是非ともご紹介下さいませ(笑)
詩の朗読会。。。私にとっては国語の授業デスA^_^;
>理屈を超えたおにぎりのようなパワフルな『ドリーム』に出くわすと、その相手が男とか女とかに関係なく、ワクワクドキドキして幸せな気分になることがある。できれば、そういうデートがしたいものだ。そういう相手に出会いたい。
同感でございます。
夢や目標に向かって歩まれている人は目も心もキラキラされてますしネ^^
あの独特のオーラが、また、何ともいいですよね〜^^
。。。インタビュアーになりたいデス。
P.S.
tokimaruさんの周りにa man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuineがいらっしゃいましたら、是非ともご紹介下さいませ(笑)
Posted by
mihoris
at 2005年11月15日 22:15
デートで映画やミュージカルを見るのと大して変わらないような気がするけどね。
その昔、上野博物館でデートして見事に振られたことを思い出しました。どうもあまり硬い話題は敬遠したほうが間違いなさそうです。
その昔、上野博物館でデートして見事に振られたことを思い出しました。どうもあまり硬い話題は敬遠したほうが間違いなさそうです。
Posted by
のびぃ太
at 2005年11月15日 22:52
●●●mihorisさんへ●●●
>詩の朗読会。。。私にとっては国語の授業デスA^_^;
詩の朗読というと、どうも映画の中のグリニッジ・ビレッジが目に浮かんでしまうんですが・・・
>あの独特のオーラが、また、何ともいいですよね〜^^
そう! ひとことで言えば「オーラ」!
不思議です。オーラ!
>a man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuine
すべてを感じさせる人物・・・うーーむ。
はるか昔、田中泯さんという舞踏家に惚れまして、観れる限り観に行ってました。「観る」というより「あの方のオーラに触れに行って」いたのかもしれません。
a man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuine──そのすべてを感じさせてくださる方で、すぐ心に思い浮かぶ方となると田中泯さんかな。
>詩の朗読会。。。私にとっては国語の授業デスA^_^;
詩の朗読というと、どうも映画の中のグリニッジ・ビレッジが目に浮かんでしまうんですが・・・
>あの独特のオーラが、また、何ともいいですよね〜^^
そう! ひとことで言えば「オーラ」!
不思議です。オーラ!
>a man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuine
すべてを感じさせる人物・・・うーーむ。
はるか昔、田中泯さんという舞踏家に惚れまして、観れる限り観に行ってました。「観る」というより「あの方のオーラに触れに行って」いたのかもしれません。
a man of warm-hearted, ambitious, responsible and genuine──そのすべてを感じさせてくださる方で、すぐ心に思い浮かぶ方となると田中泯さんかな。
Posted by
オヤジライター加久時丸
at 2005年11月16日 06:56
●●●のびぃ太さんへ●●●
>その昔、上野博物館でデートして見事に振られたことを思い出しました。
僕は、ジャズ喫茶へ連れていって「二度とこういうところに連れてこないでちょうだい」と、一度ならず(一人ならず)(笑)言われた高校時代が忘れられません(苦笑)
>その昔、上野博物館でデートして見事に振られたことを思い出しました。
僕は、ジャズ喫茶へ連れていって「二度とこういうところに連れてこないでちょうだい」と、一度ならず(一人ならず)(笑)言われた高校時代が忘れられません(苦笑)
Posted by
オヤジライター加久時丸
at 2005年11月16日 07:00
>田中泯さんかな。
わ、ありがとうございます。舞台、チェックしてみます^^
ところで、シングルでしょうか?(爆笑)
わ、ありがとうございます。舞台、チェックしてみます^^
ところで、シングルでしょうか?(爆笑)
Posted by
mihoris
at 2005年11月17日 00:00
●●●mihorisさんへ●●●
>わ、ありがとうございます。舞台、チェックしてみます^^
田中泯さんのダンス(「ハイパーダンス」と言ってました)を最初に見たのは、30年ほど前で、当時、泯さんは公道・広場で全裸で踊ってました。踊ってたと言うよりは全身をバイブレートさせてました。僕は驚愕し、その後追っかけていたわけですね。
その後、泯さんはヨーロッパへ公演に行ったのですが、その際「お前も観に行かないか」と誘われました。しかし諸事情で行けませんでした。そのことをいまだに後悔しています。
さらに、その後僕は広告代理店に勤めるようになったりなどで多忙となり、舞踏全般から離れてしまい、泯さんとも疎遠になってしまいました。泯さんは僕のことを全然覚えてらっしゃらないと思います。でも、いまだに僕にとっては「衝撃的な人」です。
mihorisさんにとってはどうでしょうね? ただただ「びっくり/別の世界」かも(苦笑)
>わ、ありがとうございます。舞台、チェックしてみます^^
田中泯さんのダンス(「ハイパーダンス」と言ってました)を最初に見たのは、30年ほど前で、当時、泯さんは公道・広場で全裸で踊ってました。踊ってたと言うよりは全身をバイブレートさせてました。僕は驚愕し、その後追っかけていたわけですね。
その後、泯さんはヨーロッパへ公演に行ったのですが、その際「お前も観に行かないか」と誘われました。しかし諸事情で行けませんでした。そのことをいまだに後悔しています。
さらに、その後僕は広告代理店に勤めるようになったりなどで多忙となり、舞踏全般から離れてしまい、泯さんとも疎遠になってしまいました。泯さんは僕のことを全然覚えてらっしゃらないと思います。でも、いまだに僕にとっては「衝撃的な人」です。
mihorisさんにとってはどうでしょうね? ただただ「びっくり/別の世界」かも(苦笑)
Posted by
オヤジライター加久時丸
at 2005年11月17日 10:54




