2005年12月24日

任天堂オリジナルデザインの純金トランプ


純金トランプまず「5W1H」というのを思い出していただきたい。

「Who:誰が」
「What:何を」
「When:いつ」
「Where:どこで」
「Why:なぜ」
「How:どうやって」

ある事象を的確に把握するためには、この「5W1H」の6項目に従って整理することが大切だと教わったはずだ。言い換えれば、この「5W1H」に照らし合わせ、各項目を明確化できれば、その事象の本質がわかるのだということになる。

さて、つい先日このような記事に目が止まった。ITmediaニュース(12月22日付)が報じるところによると──
三菱マテリアルは、任天堂オリジナルデザインの純金トランプを来年1月に発売する。価格は42万5250円(税込み)だが、金価格の変動により変更する可能性もある』とのことだ。

画像を見る限りでは、ちょっと古びたトランプに見えなくもないけれど、実際に手に取れば、その荘厳たる感触に思わず拝んでしまうだろう。

記事はさらに詳細を伝えていて──
『カード1枚あたり純金0.73グラムを使用。純度99.9%の金を独自技術で薄板加工し、保護ラミネートした上に直接印刷した。58×89ミリのブリッジサイズで厚さは約7ミクロンで、ジョーカー2枚を含む54枚のフルセット』なのだそうだ。

ざっと42万円のトランプ。カード1枚あたり純金0.73グラムの、ありがたき重みを指先に感じながらのカードゲーム。「純度99.9%だから、キズつけないようにね。ま、あまり気にしなくてもいいけどさ」とか言って。

さて、そこで、この黄金のトランプに関する「5W1H」を確認しておこうか。
「Who:誰が」……金持ちが
「What:何を」……トランプゲームを
「When:いつ」……ディナーの前、それとも後?(よくわかんねーよ、金持ちの生活なんて)
「Where:どこで」……ゲーム室とか持ってんだろ、あいつら!(←自分、キレかけてねーか?)
「Why:なぜ」……買えるから。42万円、楽勝。話のタネになるしな。
「How:どうやって」……やることはフツーのトランプと同じだわな。でもな、七並べとかババ抜きとかやるなよ! 黄金のカードなんだから!

ということで、金はないし、ディナーとかしないし、ゲーム室も持ってない庶民は、紙のトランプで七並べとかババ抜きをして年末年始を過ごそうという、きわめて本質的な答えが出た。

しかし、仮に42万円ほど自由になるお金があって、それでこの黄金のトランプを買って、最愛の女性にプレゼントしたとする。

きょうはクリスマスイヴだ。

さてあなたの彼女はどんな反応をするだろうか。

僕には手に取るようにわかる。賭けてもいい。

「まあ、ステキ! 前からこんなトランプが欲しかったの!」という女性は、99.9%いない(笑)。
いたら、コワい。


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 16:59Comments(2)TrackBack(1)

2005年12月22日

米国のオンライン辞書で今年最も多く引かれた単語


一般の人間が辞書で言葉を調べるのは、どんなときか。

その言葉の意味がわからないとき。あるいは、あいまいなとき。
と同時に、その言葉の意味を知らないままではやり過ごせないとき──つまり、知らないと周囲の話についていけそうにないときなど、そそくさと調べたりする。

仮に、ある言葉の意味がわからないからと言って、何でもかでも調べるかというと、人は決してそうはせず、「この言葉は“通りすがり”の難語だな」と思うと、聞き流してほったらかしにする。知らなくても困ることはないと判断するからだ。

以上のことを整理すると──
いまはその言葉の意味がわからないけれど、その言葉は、いずれ自分の会話にも登場する可能性があり、ひょっとすると自分もその言葉を使わなければならないと判断したとき、人は辞書を引く。そして、意味がわかり、理解し、覚えれば覚えたで、さっそく使う。

読売新聞(12月21日付)によると、米国の辞書出版社メリアム・ウェブスター社のオンライン辞書で、今年最も多く引かれた単語は「Intergrity」だった。

Intergrity」の意味を知っている人、いらっしゃいます? 
僕はぜんぜん知りませんでした。

記事はこう説明している──
『同社の辞書による定義は「ある規範、特に道徳的または芸術的な価値を固く守ること」。英和辞典は「正直、誠実、完全無欠の状態」などの訳語をあてている。「節操」「人格」「一貫性」といった日本語がぴったりくることもある』とある。

僕の手持ちの辞書には「高潔」「廉直」などという訳語もあった。「a person of intergrity」で「高潔な人」という意味になる。

この言葉が注目された背景を、記事はこう語っている──
『同社によると、参照者が毎年多い単語だが、今年は20万人に達したという。背景にはブッシュ大統領や共和党有力者、メディアの看板記者などの「Intergrity」を問題にする報道が相次いだという事情もありそうだ』

Intergrity」という言葉が使われた背景として、共和党系の政治的意向が働いたり、宗教上のベクトルが合致したことなど、さまざまな要因が考えられそうだけれど、それはそれとして、この言葉がマスコミレベルで幾度となく取り上げられ、それによって人々が“辞書を引く”気になり、ウェブスターの(オンライン)語句検索No.1になったことは興味深い。

少なくともこの僕は、この1年間、友人や知人と「Intergrity」について真剣に話し合った記憶がない。
だからこそ、この記事を読んで、何かハッとするところがあった。

ちなみに、「Intergrity」に次いでオンライン辞書で引かれた語句は、ハリケーン襲来でメディアに頻出した「Refugee」(難民)、3位は中央情報局(CIA)情報漏えい事件で収監された記者の罪名に入っていた「Contempt」(侮辱)だったそうだ。


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 16:42Comments(8)TrackBack(0)

2005年12月19日

モナリザの微笑みを解析すると……


モナリザの微笑みイギリスの科学誌『ニューサイエンティスト』の最新号で、オランダの研究者が、レオナルド・ダビンチ作のモナリザの表情を分析した結果を発表している。

共同通信(12月17日付)によると──
『アムステルダム大と米イリノイ大が共同で開発した「感情読み取り用」ソフトでモナリザを解析したところ、謎の微笑に込められた感情は「幸福感が83%、嫌悪9%、恐怖6%、怒り2%」という結果が出た』という。

解析の基本的な原理は、顔の各部の様相と感情の相関関係に着目し、「中立的」な表情と比較する形で、感情を数値化する仕組みなのだそうだ。
そのような方式で割り出すと、“謎の微笑”を浮かべるモナリザの心理状態は「幸福感が83%、嫌悪9%、恐怖6%、怒り2%」ということになるらしい。

しかしながら、このように数字で言われても、どこか抽象的で、つかみどころのない不満を覚えるのは僕だけだろうか。
もっと、具体的な例に沿って、モナリザの感情の機微を知りたいものだ。
たとえば、乱暴な発想ながら、モナリザが自分の妻だと想定してみてはいかがだろう?

で、妻の「モナちゃん」が静かに微笑んでいる。それを分析すると「幸福感が83%、嫌悪9%、恐怖6%、怒り2%」ということになった。

幸福感が83%」……彼女がおおむね幸せだと感じている理由は、たぶん今年の年末のボーナスのせいだろう(笑)。
不景気と言われながらも、ダンナの会社の業績は近年最高の好調ぶりを反映し、ドーン!と大金が支給された。以前から欲しかった全自動食器洗い機のみならず、テレビもプラズマに買い替えちゃおうかしら……といった具合に、いろいろ夢はふくらむ。微笑む、と言うより、ほくそ笑む、と言うべき状態か(笑)。

さて「嫌悪9%」だ。業績回復のせいもあって関連会社との忘年会に次ぐ忘年会で、ダンナは連夜の酔っぱらい状態。ひどいときには、スーツ姿のままベッドに入り込んでくる始末。もう、なんてことなの!

次は「恐怖6%」。連日の飲み過ぎで体でも悪くしたら……。一家の大黒柱に倒れられちゃったら、私たち家族はどうしたらいいの!

そして「怒り2%」。
じつは、この「2%」がたいへんにむずかしい。
きわめて微量な感情ゆえに、ひょっとすると本人さえも自覚していないかもしれない。自分の心の中に「怒り」というものがひそんでいることすら、気づいていないかも。
妻のモナちゃんは、おおむね幸せで、わずかながら不満や不安はあるけれど、まずまずの日々を送っている。ところが、2%だけ怒っている。
いったい、この「2%の怒り」は何だろう?

僕が思うに、それは「退屈」。
まずまず幸福で、物事が順調に進み、毎日がうまく行けば行くほど、なぜか人は少しずつ「退屈」におちいっていく。
幸せなのに物足りない……。この、もどかしさ。
このもどかしさに、自分自身さえ気づかぬまま、いらだつ。
これが、ごく微量な「2%の怒り」。

妻モナちゃんに、ひそむ「2%の怒り」。
その矛先(ほこさき)は、いずこへ……?


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 07:59Comments(2)TrackBack(1)

2005年12月16日

ドイツ・ワールドカップ会場に警備ロボット


ワールドカップ警備ロボットこれは、技術の問題なのか、文化の問題なのか?
僕はこの画像を見ながらしばらく考え込んでしまった。
と、いきなり書き出しても何のことかわからないと思うので、順を追って説明しよう。

画像に写っている戦車のようなものは「警備ロボット」なのだそうで、その詳細をasahi.com(12月14日付)の記事から拾うと──
『来年6月開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、小型戦車のような対テロ警備ロボットが登場する。ハイテクを駆使、会場内外を動き回って空中の化学物質や温度差を感知し、爆弾や武器、物陰に潜む不審者を見つけ出す。導入は、7月にロンドンで爆弾テロが起き、警戒感が高まる中で決まった』とある。

ベルリンのロボウオッチ社が開発。長さ70センチ、幅50センチ、高さ1.4メートルで、キャタピラで移動するところなどまさに小型戦車そのものだ。また、潜望鏡を連想させる煙突状のものは、360度回転の赤外線カメラとして機能し、また半径30メートル内の空気を分析できる装置を搭載している。階段の上り下りも可能で、スタジアム内のセキュリティ情報を、警備センターへ即座に通報する仕組みとなっているそうだ。

さて、僕は冒頭で「これは技術の問題なのか、文化の問題なのか?」と書いた。そして、考え込んだ。
何を考え込んだかというと、このような、「兵器」さえも連想させるような物体が、スタジアムの内外をウロチョロしていて、観客たちは気分が悪くないのだろうか、ということなのだ。

この画像にある警備ロボットは、まるで戦場から現れたような冷酷さを漂わせている(ように僕には感じる)。おそらくこのロボットのデザインそのものに「人への威嚇」という目的が込められているのだろうから、その意味では、よくできたロボットなのかもしれない。でも、そこまでの「冷酷感」はいらないのではないかと僕は思う。
セキュリティ機能が主目的ならば、それらを備えた、もっとソフィスティケイトされたデザインのロボットを開発し稼働させることもできたのではないだろうか。

アシモに代表されるような二足歩行ロボットが発達している日本には、非ヒューマノイド型ロボットだって多数存在するし、さまざまな形のものが開発されている。僕自身、ロボットはみんなアトムのような形状になって、人間が親しみをもってつきあえるシロモノでなければいけないなどとは思っていない。
警備ロボットもいろいろなタイプのものがあるべきだろう。しかし、このW杯用警備ロボットの“冷酷なゴツさ”は、不快感以上に、何か痛々しいものさえ感じる。

深刻なテロ問題を抱えるヨーロッパ周辺圏においては、このような物騒な雰囲気をかもしだすロボットのほうが警告的であっていいのかもしれないのだけれど、みんなが楽しみに来場するワールドカップ会場で、このような兵器まがいの警備ロボットに監視されている気分は、あまり気分のいいものではなかろう。

こういうロボットしか作れなかった「技術」の問題なのか、こういうロボットこそ警備にふさわしいと考えた「文化」の問題なのか……


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 15:47Comments(6)TrackBack(1)

2005年12月15日

スイスの新札に胎児、がい骨が登場か


たまたま僕は広告関係の仕事にたずさわってきたので、プレゼンテーションというものをおこなう機会がよくある。
プレゼンテーション(通称、プレゼン)とは、簡単に言えば、「今度の新たな広告はこんな感じで展開したいのですが、いかがでしょう? 制作物はこれで、制作意図をまとめた企画書がこれです」ということを、先方(クライアント)に提案することだ。

プレゼンは広告に限らず、さまざまな業種でおこなわれていて、本屋さんなどに行けば『効果的なプレゼン術』だとか『攻めの企画書』だとか、どっさり並んでいる。

さて、企画書には、その冒頭にたいてい「企画主旨」とか「企画骨子」と呼ばれる項目が掲げられていて、(僕の経験上では)企画意図を3つの要素にまとめられていることが多い。
なぜ「3つ」かというと、人は「3つ」が好きだからだ、としか言いようがない(笑)。5つでも7つでも構わないのだけれど、なぜか3項目掲げられていて、さらに3つの円などを使って図式化されていることが多い。すると、企画書の1ページ目として、すごくサマになる(笑)。

たとえば、あるイベントの開催主旨として『「先進」「環境」「共生」を基調とする』などと書き表されていたりする。企画書の読み手は、この3要素に留意しながらイベント案を検討することになる。「この企画に“先進的”なものは期待できるか? “環境問題”を訴求しているか? “共生”の実現に寄与しているか?」などとチェックしながら読み進む。
そして、企画主旨の3つに反していないと判断すると、「企画意図をかなえていて、有意義な提案だ」となる。

ところが、このような論法で立案して、とんでもない企画が決定してしまうことがある。少なくとも、僕の経験だけでも何度もある。
まず最初にプランナーが企画主旨を設定し、それを満たしているかどうか検討しながらコピーなりデザインなり制作し広告物に仕上げていく。
とりあえず制作物が出来上がり、みんなで検討する。すると「なんかヘンだな」と誰かが言ったりする。他の者も「確かに、ズレてるよな」と言う。僕も「切れ味のない広告だ」と思ったりする。そこへ、プランナー(とかディレクター)が現れ、当初の企画主旨と照らし合わせてみる。で、言う「当初の企画意図を満たしているし、クライアントも喜ぶと思うよ」と。
デザイナーやコピーライターなど、制作関係者は徹夜に次ぐ徹夜でヘトヘトだから、そのひとことで、「そう言われれば、確かにそうですね」と怒濤のごとく同意しちゃったりする。そして逃げるように帰宅する(笑)。

こういうことは、よくあることだ。
きっと、この一件も、そんな制作プロセスがあったのではないか、と僕はにらんでいる。
いま、スイス新札導入に際して、一悶着起こっているそうだ。
時事通信(12月10日)の見出しは、およそ冗談としか思えないようなもので『スイスの新札に胎児、がい骨登場か』となっている。記事は短いもので──
『偽札防止のため新札の導入が検討されているスイスで、公募でトップの作品。100スイスフラン札には胎児、1000フラン札の透かしにはがい骨が登場。「毎日使うお金としてはふさわしくない」などと激論』と伝えている。

スイスの新札?

上の画像を見ると、見にくいかもしれないけれど、確かに100スイスフランには「胎児」が、1000フランには「がい骨」が透かしになっている。ほかにも「赤血球」があるそうだけれど10フランがそれか?
しかし、揃いも揃って「得体の知れない」図柄だ(苦笑)。

公募なのだからどんなアイデアが出てきても不思議ではないのだけれど、それがトップとなると実際に使われる可能性があるわけだ。その辺の選考システムがよくわからないので何とも言えないのだけれど、少なくとも、公募で集まった案を事前選考で絞って、本選考にかけたのではないだろうか。

で、前述の話につながる。
これは僕の予想なのだけれど、この新札デザイン公募に際して、企画主旨(
デザイン意図)のようなものが公募元(国側)から掲げられていて、その要請を満たしたものが本選考へと勝ち上がったのではないだろうか?

たとえば、「新札デザインとして、満たすべき条件を3つ掲げる。それに沿って、デザイン提案をすること」といった具合に。
で、その3つの条件なのだけれど、僕なりの憶測では──

(1)従来の紙幣にはない、独創的なデザインであること
(2)造形的に(純粋にデザインとして)斬新であること
(3)人が毎日使うものとして、人間性を感じさせるもの

という感じなのだけれど、どうだろう?
かりに上記の3つが必須条項だとすると、この新札たちはグロテスクかもしれないけれど「独創的」だし、好き嫌いはあるにせよ「造形的」なアイデアを感じさせるし、胎児とがい骨という人生の両端を掲げることにより「人間性」を表現しているとも言える。
少なくとも「企画意図をかなえていて、有意義な提案」であると言えよう。

さて、あなたはどう考えるか?

いずれにせよ、「企画」「企画書」のたぐいには、お互い注意しましょうね(苦笑)。


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 10:16Comments(2)TrackBack(0)

2005年12月11日

これ、な〜んだ?


これは何でしょうか?これが何か、もうご存じの方もいらっしゃるかもしれないけれど、クイズばやりの昨今だから、一応クイズ形式で「これは何でしょう?」と問うことにしよう。

絵であることは間違いない。しかも、雪景色。
民家ではなさそうだ。
特徴のある建物で、よく見ると、旗が立っている。
どこの旗だろう?
雪の降り積もった樹木。
その手前、雪の原に、左側には猫らしき小動物がいて、さらに近景に2匹の犬らしき動物がいる。

この建物は、テレビなどで必ず誰もが見ているものなので、「あ、◯◯◯◯◯◯◯だね」と即答する人もけっこういるだろう。旗の模様も、大きなヒントになっている。

はい、では、答え。
これは雪化粧に彩られた、アメリカ大統領官邸ホワイトハウス」で、じつは葉書なのだ。

では、ここからが本当のクイズ!(笑)

このホワイトハウスの葉書は、約140万人に送付されることになっているそうなのだけれど、いったい何の葉書でしょう?というクイズだ。

クイズとしては“難問”の部類にはいると思うので、さっそく答えに行きます。
この葉書は、今年の米政府のクリスマスカードなのだ。
どう? なかなかの“難問”でしょ?
どこが“難問”かって?
だって、絵柄の中に「メリー・クリスマス」の「メ」の字も「ク」の字も(もちろん英語でだけれど)入ってないんだもの。
サンタもいなければトナカイもいないし。
だから、このカードにどんな趣旨があるのか、基本的にはわからないということになる。

約140万人に送るものとしては、かなり不親切というか、配慮に欠けたもので、保守派の一部が問題にしているそうだ。

ミスなのか、意図的なものなのか。
そこが知りたい(笑)。


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 08:23Comments(8)TrackBack(0)

2005年12月10日

灯台がサンタクロースに


サンタクロース灯台娘が幼稚園児だったころ、僕と2人でバスに乗っていたら、その横をコンクリートミキサー車が通った。車の後ろにコンクリートを混ぜ合わせる機械が搭載されていて、たえずグルグル回っているあれだ。
娘はめざとく発見すると、僕に「あれはなんのクルマ?」と聞いた。僕は眉間に軽くしわを寄せ、今から話すことはとても大切な話なんだぞと言わんばかりの表情をこしらえてから言った。

「あのクルマのうしろでグルグル回っている中には、大量のポップコーンが入っていて、エンジンの熱であたためながら、ゆっくり回しているんだ。すると、中で、ポーン、ポーンとポップコーンが次々にふくらんで、お店に着く頃には、ちょうどいいおいしさになっているんだ」
娘は感心した目で「へえええ、おいしそうだね」とナットクしていた。

娘が小さかった頃には、そのようなウソをよく仕込んだものだけれど、さすがに高校生ともなると、ハンパなウソでは通用しない。この前も「初期のパソコンは、ICの電導率が上昇しにくいので、ストーブであたためたりホカロンを貼って使ったんだ」と言ったら「真空管じゃあるまいし」って鼻で笑われた。くやしい。

で、上の画像(鮫島弘樹氏撮影)だ。
もし娘がいま2〜3才だったら、僕はどんなウソで遊ぶんだろうか?

「夜になると、あのサンタさんの頭がピカピカ光るんだよ。すると、暗くなってもトナカイが場所を迷わずに走れるから、プレゼントが届くんだよ」

ちなみに、本当のところは、毎日新聞(12月9日付)にこう説明がなされている──
『福岡市の博多港防波堤にそびえ立つ灯台(高さ約19メートル)がサンタクロースに“変身”し、乗船客らの目を楽しませている。福岡海上保安部の安全運航PRで25日まで。この灯台はもともと赤色で、目や口は家庭用のマット、眉毛や鼻、あごひげは荷作りに使われるビニール製の白いひもで作った。にこやかな優しい表情に仕上がっている』とのこと。

確かに。


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 22:57Comments(6)TrackBack(0)

2005年12月09日

JR水道橋駅に、傘の自動販売機


傘の自動販売機かつてスピルバーグの『マイノリティ・リポート』を観た際、殺人未然予防システム確立を社会背景に、クルマや人間は空を飛び、スパイダーなる人物認証ロボットがうごめく西暦2054年という“超”未来に、雨が降ると、人々は依然としてフツーの傘をさして街路をゾロゾロ歩いている光景に出くわした時、暗澹(あんたん)たる気持ちにならざるをえなかった僕にとって、傘の話というのは、これから50年後も解決できない(苦笑)悲しきデスティニーのように思えて、「傘=人類史上の無策」のようにとらえてきたフシがある。

したがって、次の記事(asahi.com12月6日付)を読んだときも、ある種の脱力感がつきまとって仕方がないけれど、「人間らしい話題」ではある──
JR水道橋駅傘の自動販売機が登場した。設置元の東日本キヨスクによると、傘を売る本格的な自販機は初めての開発という。 商品は400円のビニール傘から1000円の折りたたみまで3種類。にわか雨のときは商品補充が追いつかない人気ぶりで、売り上げは同じ駅構内のキヨスクを上回る』らしい。

ということは、自販機設置はとりあえず成功したと言っていいのではないだろうか。
おめでとうございます!

しかしながら、このめでたい記事は次のように終わっている──
『とはいえ、当然ながら、晴天時の売り上げはほとんどない。あまりにもムラのある稼ぎぶりに、ほかの駅にも広げるかどうかは「検討中」』という。

稼ぎぶりにムラがありすぎて悩んでいらっしゃると……

だって、相手は雨だもんな……(苦笑)


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 01:00Comments(2)TrackBack(0)

2005年12月08日

カリマンタンの未知の動物


カリマンタンの未知の動物CNN(12月6日付)によれば、“未知の肉食動物”が発見されたそうだ。未知の!? どんな動物!? と、僕に限らずドキドキしてしまう人が多いのではないだろうか。

記事では次のように報じられている──
世界自然保護基金(WWF、本部スイス)は6日、インドネシア・カリマンタン(ボルネオ)島の熱帯雨林で、ネコほどの大きさの「未知の肉食動物」を発見したと発表した。WWFは「全くの新種か、これまで知られていなかったテンかオオジャコウネコの仲間」の可能性があるとしている』らしい。

上の画像(AP)を見れば、おおまかな外観はおわかりいただけると思うけれど、CNNの記述では──
『WWFによると、この「未知の動物」は2003年、同島中心部のカヤン・メンタラン国立公園にWWFが設置したカメラが撮影した。体毛の濃い赤茶色で、ふさふさした細長い尾が特徴的。耳は小さく、後足が発達している』とのこと。

03年以降のWWFの追跡調査で判明したことは●現地に詳しい住民もかつて見たことのない種類で●多くの専門家も「肉食獣の未知の新種だ」と確信しているらしい。
ところで、この発見・調査は少なくとも2年前から始まっているはずなのだけれど、なぜこの時期にWWFは発表したのか、ということがシロウトながら僕は気になる。
CNNはこう語っている『インドネシア政府は今年7月、この動物が発見された地域を含むカリマンタン島中心部の熱帯雨林に、世界最大のアブラヤシ栽培林を作ると発表した』と。

そして、その記事は最後に、次のようにまとめられている。
『WWFはこの栽培計画によってカリマンタン島の生態系が損なわれ、この動物の正体も不明なままで終わってしまうと警告し、今回の発表に踏み切ったと説明している。またWWFは、アブラヤシの大規模栽培はカリマンタン島中心部の土壌にも地形にも適していないと警告している』と。

僕が注目したのは、WWFによる環境破壊への警告の部分ではないのだ。
その文中、さりげない一文ではあるのだけれど、ある箇所にWWFの悩ましい心理が見え隠れしている気がする。次の部分だ──
『(……この動物の正体も不明なままで終わってしまうと警告し)今回の発表に踏み切ったと説明している』というところだ。このくだりには「本当はできるだけ黙っていたのだけれど、(環境変化が起こってからでは遅いので)やむなく発表した」という気持ちが表れてはいないだろうか。つまり、本当は、今回の新種発見をはなるべく隠しておきたかったのではないだろうか。

「新種の動物を発見」とでも発表しようものなら、その顛末(てんまつ)をそっと見守ろうなどという方向で人間すべてが動くわけはなく、観光促進のネタにされるか、場合によってはその動物の(趣味的?商業的?な)確保に乗り出す人間が現れるのがオチで、なるべくならば善後策をしっかり講じたのちに、WWFは発表したかったのではないだろうか。どうだろうか。

シロウトである僕の勘ぐりだけれど、発見当初、次のような会話がなされたような気がする。

研究者A「きわめて珍しい新種の動物が、発見されたそうですが?」
研究者B「しっ! 声が大きいですぞ。人間にだけは知られてはまずい」


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!  
Posted by love40 at 01:16Comments(2)TrackBack(1)

2005年12月07日

“氷海のスイマー”ルイス・ピュー


氷海のスイマー「最大のライバルは自分自身ですね」などと言うことがある。また、そのような発言をよく人から聞くこともある。
何ごとにおいても、結局は自分自身の弱さとの闘いであって、それを克服してこそ「勝利」が待ち受けている、という意味合いなのだろう。

たとえば、学生時代などの勉強。
いつもテストなどで友だちと成績を争っているにしても、日々遭遇するのは、ひとり部屋の中での睡魔のくり返しだったりして、深夜の朦朧とする頭で「酸加水分解によりニトリカル基をカルボン酸に変えるってことは、RCH(CN)(NH2)+2H2Oだからあ……、てゆーか、わあああああ、そんなことどーでもいいから、オレの現実に睡眠をくれー!」って、身もだえしたりしている。確かにライバルはいて、成績によって進学は左右されるとわかっていても、時として“睡眠様”にひれ伏してしまう……。こういった状態を「自分に負けた」と言う。

たとえば、会社での話。
“あなたも5歳若返るダイエット”を、女の意地をかけ決死の覚悟で始めてわずか3日目に、同僚OLの社内不倫話をネタに興味本位にズルズル酒を飲むことになり、結局最後は、禁断の“締め”の深夜ラーメンを喰らってしまうことに……。こういった状態を「自分に負けた」と言う。翌日、更衣室で、ほかのOLの制服姿より一段とパンパンになっているわが容姿に滅入る。

したがって、確かに日々において「最大のライバルは自分自身」であると言ってもいいのだろう。
オリンピックに出場するような、つねに競合し対決しているアスリートでさえ「ライバルは自分だ」と公言してはばからないのだから。まことに厳しい。

でも、あえてきょうだけは「やっぱり他人というライバルがいてこそ競い続けられる、日々の壮絶な鍛錬であり、“ライバルは自分だ”と言うのは、厳密には違うんじゃないの?」と思ってしまう出来事を見つけた。

ロイター通信(12月3日付)は、こんな人物を紹介している──
『水着、水泳帽、そしてゴーグルのみ着用。遠距離水泳選手のルイス・ピュー氏(35歳)が、氷の浮かぶ南極水域を“制覇”しようとしている。彼は今年8月に北極海での遠泳に成功したが、今度は南極水域で3回に渡って遠泳にチャレンジすることになった。成功すれば、地球上で最も冷たい海を両方泳いで“制覇”した世界初の人間となる』そうだ。

氷海のスイマー”とも呼ばれているそうだけれど、そんなことをやっている人物は、おそらく彼1人ではないか。したがって、ライバルはいない、ということになる。

さらに記事はこう伝えている──
『3回のチャレンジでは科学者がモニターを行うことになっており、最終チャレンジでは水温が氷点下となるベルナツキー基地付近の海域(南緯65度)を1キロ泳ぐ予定となっている。「僕にとって、今までで最も厳しい挑戦となる。おそらく北極地方の海水よりも冷たいだろうね」』

ピュー氏は、ノルウェーのスピッツベルゲン諸島、北緯80度の海域を約1キロ泳ぎ、最北端での最長遠泳記録保持者でもあり、それよりもさらに苛酷になるだろうと語っている。しかも、その厳寒たる苛酷さに加え、氷海では人間とは比べものにならないほど速く泳ぐヒョウアザラシに襲われる可能性もあるらしい。しいて言えば、ヒョウアザラシに襲われてまで泳ぐピュー氏に、ライバルはヒョウアザラシしかいないかも(笑)。

さて、ピュー氏の想像を絶する挑戦を支える、想像を絶する訓練法をご紹介しよう。ロイター通信は、次のように描写している──
『南アフリカ・ケープタウンの港では、漁業会社の貯蔵室で、小さなプールに氷を浮かべて訓練するピュー氏を見て笑う漁師もいる。ピュー氏のアシスタントは、水温を1℃以下にしようと氷をたくさん用意し、訓練中は常に科学者が彼の心拍数をモニターしている。
またあるときは、室温マイナス35度の魚保管用冷凍庫にルームサイクルを持ち込み、トレーニングを行った』

知られざる世界への挑戦──つまりは通常レベルのライバルなき世界と言うべきか、あるいは氷海の「男バカ一代」と称するべきか。
記事には、何人かの専門家のコメントが載っているのだけれど、ひとことで言えば「きわめて特殊な体質」だということに尽きるようだ。

氷海遠泳……。
何がピュー氏をそこまで駆り立てるのかわからないけれど、「オンリー・ワン」を突き進む男。ケープタウンの漁師が笑ってしまうほどの、前代未聞のトレーニング世界……。
ピュー氏には、ぜひ、この言葉を言ってほしい。
最大のライバルは自分自身だ


ワンクリックで投票していただけると、たいへん嬉しいです!
  
Posted by love40 at 04:56Comments(2)TrackBack(0)